ときには写真でも。
パシャッ パシャッ
パシャッ
∧_∧ パシャッ
パシャッ ( )】Σ
. / /┘ パシャッ
ノ ̄ゝ
ミ∧_∧ パシャッ パシャッ
ミ (/【◎】
. ミ / /┘
ノ ̄ゝ
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/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 年の初めのイベント
| |r┬-| | 前橋だるま市を紹介するぉ!
\ `ー'´ /
正式名称は「前橋初市まつり」。毎年1/9に開催されます。
だるまの生産は群馬県の伝統工芸産業であり、「高崎だるま」は全国のだるま生産量の80%に相当する130万個が毎年出荷されています。
前橋初市まつりの由来は、その昔、毎月4と9の日に開かれていた日用雑貨や生糸の市が起源と言われています。
始まりは天和三年。厩橋(現在の前橋市)城主、酒井重忠侯の時代から始まった伝統ある行事。「初市」ってのはこの時代に1/9から路上で市を開いてもいいよって許しが出たのに由来するんだそうです。
この初市、現在では通称「だるま市」の名で親しまれ、前橋の新春の風物詩となっています。
この初市まつりは、古だるまを燃やす「だるま供養」で幕を開け、「市神様」の渡卸(とぎょ)へと続きます。国道50号線(本町通り)にはだるまや縁起物などの市(いち)が軒を連ね、だるまを買い求める人々で賑わいます。
国道50号線の起点(4車線)をすべて通行止めに。とても賑やか。
写真の一番右側の列が端から端までほぼすべてだるまの屋台になってます。他はテキ屋。美味しそうな匂いと喧騒で溢れています。
日が沈んでも電灯をつけて市を開いているので、観光紹介の写真などは夜の写真が多いのですが、昼のだるま市のほうが快適で楽しいです尻臼的に。
「高崎だるま」をなんで「前橋」でこんなにフューチャーして売るのかっていうと、現在は高崎名物とされる「縁起だるま」で知られている少林山達磨寺は、前橋藩を守護する寺院だったんです。まぁ昔のことだから領地が云々とか境目がどうこうとかけっこうアバウトで、現在前橋市に住んでる尻臼からするとそれちょっと遠すぎるだろ?みたいに感じるんですけど、まぁ伝統的に高崎のだるまは前橋で売る流れなんですわ。
____
/ \ 初市の前に高崎の少林山達磨寺で先に
/ ─ ─\ 「少林山七草大祭」…通称「高崎だるま市」
/ (●) (●) \ が開催されるんだけどね。
| (__人__) | 人出はそっちのほうが多いんだけど、
./ ∩ノ ⊃ / 賑わいは前橋のほうが賑やかなんだぉ。
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
市街地全域を使うからね。普段人のぜんぜんいない前橋のアーケード街も、この日はめっちゃ人でいっぱいになります。
この高崎だるまですが、今から200年程前天明のききんの後、農民救済のため少林山達磨寺の東嶽和尚が心越禅師の描かれた達磨大師の図を手本に木型を作り、農家の副業に張り子だるまを作らせ、七草大祭に売らせたところ評判となり、縁起だるまの少林山と言われる今日の隆盛をみるに至ったという経緯があります。
農民救済のために始まったことで、物のない時代だったこともあって、お寺にあったお経の教本や巻物を使って張り子にしたという伝承も聞いたことがあります。偉いお坊さんに支えられて始まった産業なんですね。素敵です。
このだるまさん、形状が丸くて可愛らしいので全国的に人気で、政治家の選挙の際にはテレビの特番などで、群馬県以外の選挙事務所などでもよく目にします。群馬県民にとってだるまといったらこの形。他の形のものはだるまだなんて認めないくらいの心意気です。
この丸っこい形になったのは歴史上で言うと最近のことだったりするようですが。
だるまさんいろいろ。大きいものから小さいものまで様々です。色もカラフル。
小さいのは手のひらサイズ。色のバージョンが多いのはやはり小さい物に多いですね。
標準的な大きさのモノ…かな?黒いだるまってカッコイイです。このだるまには耳がありますね。お腹の模様も凝ってます。
腹の周りの模様や顔の横の文字は金の絵の具で書かれることが多いので、黒いダルマさんは渋みがあってかっこ良く見えます。金運上昇の祈願用かもしれません。白いものもエレガント(?)で面白いです。
だるまといえば基本は赤。赤には厄除けの力があるからというのがその理由らしい。達磨大師が赤い服を着ていたからとも。そもそも仏教の高僧は黄色の着物(袈裟?)を着ているそうなので、中国から長崎に伝来したときには、だるまの置物は黄色だったんだそうです。
今はいろんな色のだるまが普通にありますが、尻臼が子供の頃は赤・城・黄色くらいしか見なかった気がする。デザインも凝ったものがあるし、久々にだるま市をじっくり見たので楽しかったですバイ。
一番大きなだるまさんだと思う。大手企業や大物政治家さんくらいじゃないと手が出せないレヴェル。一体いくらなんだろう…?クリックすると大きな画像になります。大きさを見てみてあげてください。
干支のウサギさんの模様のだるま「干支だるま」なんてのもありました。もはやだるまじゃないんじゃね?なんて無粋なことは言ってはいけません。縁起物ですから、思い入れは人それぞれでいいんです。
色によって金運上昇だったり恋愛成就だったりと願掛けのバリエーションも豊富。
高崎にあるだるまの工場や販売店に行くと、サッカー日本代表のユニフォームカラーのだるまがいたり(もちろんお腹の文字は必勝!)、ピンク色の体にキティーちゃんがプリントされているものがあったりバリエーション豊富で面白いです。
大きさで値段が違うのは世の常。しかも値段なんて明記しないのが縁起物の売り方。他の縁起物同様に値切るのもだるま市の醍醐味。基本的に業者はふっかけてくるので、値切って買うのがしきたりってもんです。
____
/⌒ ⌒\ 良心的な売り子さんは
/( ●) (●)\ 言わなくても値引いてくれるけどね。
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
尻臼は500円も引いてもらいました。ありがとう売り子のおにーさん!
それぞれのだるま屋さんによって形や顔が違います。結構違うものです。そこには職人さんのセンスが。
目の大きさや眉毛・ヒゲの形、顔の色など作り手さんによって違うので、お気に入りのだるまさんを探すのはけっこう楽しい。
基本的には眉毛は鶴、ヒゲは亀を意味する模様で仕上げられ、お腹に「福」や「幸」などの文字が入ります。「必勝」や「合格」の文字が入ったものもあって、受験生の合格祈願にも一役かっています。
特注でお願いすると、お腹の部分に会社や学校の名前を入れることもできます。もちろん個人名でもOK。事前にお願いしないといけないんですがね。
同じ工場のダルマさんでも、一つ一つ顔が違います。高崎だるまは伝統的に手書きなのです。
修行を積んだ職人さんはだけがダルマさんの顔を書かせてもらえますが、若造は小さなだるまの顔も書かせてもらえないのだとか。けっこう厳しい職人の世界です。
たくさん並んでいますが、それぞれ微妙に違うんですよ。
____
/ \ ( ;;;;( 最近はシールや転写も出来るらしいのですが、
/ _ノ ヽ__\) ;;;;) やはり手書きのほうがありがたみがあるよね。
/ (─) (─ /;;/
| (__人__) l;;,´|
./ ∩ ノ)━・'/
( \ / _ノ´.| |
.\ " /__| |
\ /___ /
だるまさん意外にも縁起物がたくさん売られています。
招き猫や熊手など、縁起物が。
子供の頃は気にならなかったんですけど、七味唐辛子の出店ってのもけっこうあって、「ああ、こういうのも験担ぎにはいいんだな」って感慨深いものがありました。
出店もいろいろですね。ドネルケバブの出店でどう見てもテキ屋じゃない外人さんが陽気にケバブ売ってて、国際色豊かになったなーなんて思ってみたり、鳥モツや佐世保バーガーなど全国のB級グルメを売る店があったり。出店もいろいろ変わるのね。
____
/ \ ( ;;;;( あーでも佐世保バーガーは
/ _ノ ヽ__\) ;;;;) ただでっかいだけのパンにでっかいだけの
/ (─) (─ /;;/ ハンバーグはさんだだけでした…
| (__人__) l;;,´| こうやっていろんな地方の文化が
./ ∩ ノ)━・'/ 間違って伝わって行くんだね。
( \ / _ノ´.| |
.\ " /__| |
\ /___ /
美味しそうじゃないしいろいろ間違ってる気もするんだけど行列ができててなんだかなーって気分に。
申し訳ないので写真は載せませんが…面白いから買ってくりゃよかったな。
焼きそばやたこ焼きは昔に比べるとボリュームが増してるように思いました。金額も増してましたが。ちっさいたこがまるごと入ったたこ焼きや目玉焼き付きの焼きそばとか子供の頃には見なかったものがたくさんあって、あーデフレ社会の縮図なんじゃね?なんて思ってみたり。大人になったなーオレ。
普段は前橋のアーケードって数えられるくらいしか人がいないんだけど、この日ばかりは嘘のように人が…
これは前橋で一番広くて大きなアーケード街『中央通り』。ここでははだるま売ってないんですが、この人だかり。ほんと普段は数えるほども人がいないのに…群馬県民の祭り好きには素晴らしいモノを感じます。
ただ、お祭りには来るんだけどね、食べ物以外のものに財布のひもが硬いのが群馬県民なんでして…だるま買って持ってる人はそんなに見なかったりする。まぁ今に始まったことじゃなくて昔っからそうなんですが。群馬県民ェ…
ちなみに『中央通り』といえば『パーラーレストラン モモヤ』。さすがにこの日は大行列ですた。
子供の頃から前橋に住む人はこの『モモヤ』に憧れるのです。特に子供は。その理由は
なんて見事な食品サンプルなんでしょう!
まぁ普通に蝋細工の食品サンプルなんですけど、このボリューム、この装飾に子供はみんなメロメロなのです。
普段前橋のアーケード街に来ない人は特に、この食品サンプルを見れば「せっかく来たんだから」という理由でモモヤに行きたくなるってもんです。
/ ̄ ̄ ̄\
/ \ …まぁ味は…自分で確かめて欲しいぉ。
/ ─ ─ ヽ
| (●) (●) |
\ ∩(__人/777/
/ (丶_//// \
おいしいですよ。ちゃんとおいしいです。大好きですモモヤ。前橋に来たらモモヤです。
残念ながら尻臼は入らなかったぉ。だって、ひとりなんだもん。
他にも前橋アーケード街に昔からある人気店を見て回りましたが、どこも行列でした。やっぱり考えることは一緒なんですかね…懐かしの味に体が引っ張られるようです。
普段から行けばいいんだよなぁーなんて思っても見るんですけど、前橋はアーケード街に入るのに駐車場が有料なわけで…群馬県は車移動がメインなわけで…わざわざ料金払ってアーケード街に入るのは億劫なわけで…どうにか改善して欲しいところです。
会場を東側から眺めた図。左側がずっとむこうまでだるまさんで溢れかえってます。人間も溢れかえってますが。
夜はむかし懐かしのはだか電球でライトアップされます。ちょっとだけノスタルジックに。面白いですよだるま市。
というわけで前橋の三大祭「だるま市」のレポートでした。
来年は皆さんもぜひ遊びに来てだるまさんをゲットしてください。
最後に買ってきただるまさんwithリラックマ。
営業で車移動が多いので交通安全と書かれたものを買ってきました。
商売繁盛のものが欲しかったんですけど、気に入った顔のものがなかったので。
嫁さんには「そんなの買って…邪魔でしょ…」って…いいじゃんだるまさんかわいいじゃんチクショウ。
いい顔してると思っていますし後悔はしていない!
だるまさんは願を掛けて自分で目を塗るんですが、目の塗り方は地方や家によって様々…らしい。
一般的には願掛けの時に片目を塗り、大願成就の暁にはお礼としてもう片方の目を入れるらしい(選挙などの時によく見ます)。なので、一般家庭の場合、買ってきたら一年の願を掛けて片目を、一年経ったらもう片目を入れて「だるま供養」で焼くらしい。
尻臼さんちの場合は、買ってきたら一年の願をかけて目を入れないで飾り、一年経ったら片目をいれて飾り、更に一年経ったらもう片方の目を入れて更に飾り、まる三年使った後で焼く…という飾り方だった。目を入れるのは家長の仕事。いつもおじーちゃんが精魂込めてプルプルしながら目を入れてたなー。目を入れるとき使うのはマッキー。おじいちゃんの仄かなこだわりでした。
____
/_ノ ヽ_\
/。(⌒) (⌒)。\ なんでそこでマッキーwwwwって
/::::::⌒(__人__)⌒::::::\ 子供ながらに思ってましたが、
| ヽr┬-/ | おジーちゃんなき今、マッキーヘのこだわりは
\ `ー'´ / 謎のままだぉwwwwww
…たぶん「書きやすいから」って事だと思うんですけどね。
尻臼さんちでは目を入れるのは願掛けじゃなくて、「昨年一年間ありがとうございました」ってお礼の意味だっておじーちゃんに教えられたんだけど、出典はどこだったんだろう?代々そうなのか、それともご先祖さまがケチった末の伝承だったのか…所以は不明ですが尻臼さんはおじーちゃんの言いつけを守って3年飾ろうと思っています(ちなみにご近所さんは3年だったり2年だったり1年だったりなのでいろいろなんだと思うのですよ目の入れ方は)。
宜しくお願いしますねだるまさん♪
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 年の初めのイベント
| |r┬-| | 前橋だるま市を紹介するぉ!
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正式名称は「前橋初市まつり」。毎年1/9に開催されます。
だるまの生産は群馬県の伝統工芸産業であり、「高崎だるま」は全国のだるま生産量の80%に相当する130万個が毎年出荷されています。
前橋初市まつりの由来は、その昔、毎月4と9の日に開かれていた日用雑貨や生糸の市が起源と言われています。
始まりは天和三年。厩橋(現在の前橋市)城主、酒井重忠侯の時代から始まった伝統ある行事。「初市」ってのはこの時代に1/9から路上で市を開いてもいいよって許しが出たのに由来するんだそうです。
この初市、現在では通称「だるま市」の名で親しまれ、前橋の新春の風物詩となっています。
この初市まつりは、古だるまを燃やす「だるま供養」で幕を開け、「市神様」の渡卸(とぎょ)へと続きます。国道50号線(本町通り)にはだるまや縁起物などの市(いち)が軒を連ね、だるまを買い求める人々で賑わいます。
国道50号線の起点(4車線)をすべて通行止めに。とても賑やか。
写真の一番右側の列が端から端までほぼすべてだるまの屋台になってます。他はテキ屋。美味しそうな匂いと喧騒で溢れています。
日が沈んでも電灯をつけて市を開いているので、観光紹介の写真などは夜の写真が多いのですが、昼のだるま市のほうが快適で楽しいです尻臼的に。
「高崎だるま」をなんで「前橋」でこんなにフューチャーして売るのかっていうと、現在は高崎名物とされる「縁起だるま」で知られている少林山達磨寺は、前橋藩を守護する寺院だったんです。まぁ昔のことだから領地が云々とか境目がどうこうとかけっこうアバウトで、現在前橋市に住んでる尻臼からするとそれちょっと遠すぎるだろ?みたいに感じるんですけど、まぁ伝統的に高崎のだるまは前橋で売る流れなんですわ。
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/ \ 初市の前に高崎の少林山達磨寺で先に
/ ─ ─\ 「少林山七草大祭」…通称「高崎だるま市」
/ (●) (●) \ が開催されるんだけどね。
| (__人__) | 人出はそっちのほうが多いんだけど、
./ ∩ノ ⊃ / 賑わいは前橋のほうが賑やかなんだぉ。
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市街地全域を使うからね。普段人のぜんぜんいない前橋のアーケード街も、この日はめっちゃ人でいっぱいになります。
この高崎だるまですが、今から200年程前天明のききんの後、農民救済のため少林山達磨寺の東嶽和尚が心越禅師の描かれた達磨大師の図を手本に木型を作り、農家の副業に張り子だるまを作らせ、七草大祭に売らせたところ評判となり、縁起だるまの少林山と言われる今日の隆盛をみるに至ったという経緯があります。
農民救済のために始まったことで、物のない時代だったこともあって、お寺にあったお経の教本や巻物を使って張り子にしたという伝承も聞いたことがあります。偉いお坊さんに支えられて始まった産業なんですね。素敵です。
このだるまさん、形状が丸くて可愛らしいので全国的に人気で、政治家の選挙の際にはテレビの特番などで、群馬県以外の選挙事務所などでもよく目にします。群馬県民にとってだるまといったらこの形。他の形のものはだるまだなんて認めないくらいの心意気です。
この丸っこい形になったのは歴史上で言うと最近のことだったりするようですが。
だるまさんいろいろ。大きいものから小さいものまで様々です。色もカラフル。
小さいのは手のひらサイズ。色のバージョンが多いのはやはり小さい物に多いですね。
標準的な大きさのモノ…かな?黒いだるまってカッコイイです。このだるまには耳がありますね。お腹の模様も凝ってます。
腹の周りの模様や顔の横の文字は金の絵の具で書かれることが多いので、黒いダルマさんは渋みがあってかっこ良く見えます。金運上昇の祈願用かもしれません。白いものもエレガント(?)で面白いです。
だるまといえば基本は赤。赤には厄除けの力があるからというのがその理由らしい。達磨大師が赤い服を着ていたからとも。そもそも仏教の高僧は黄色の着物(袈裟?)を着ているそうなので、中国から長崎に伝来したときには、だるまの置物は黄色だったんだそうです。
今はいろんな色のだるまが普通にありますが、尻臼が子供の頃は赤・城・黄色くらいしか見なかった気がする。デザインも凝ったものがあるし、久々にだるま市をじっくり見たので楽しかったですバイ。
一番大きなだるまさんだと思う。大手企業や大物政治家さんくらいじゃないと手が出せないレヴェル。一体いくらなんだろう…?クリックすると大きな画像になります。大きさを見てみてあげてください。
干支のウサギさんの模様のだるま「干支だるま」なんてのもありました。もはやだるまじゃないんじゃね?なんて無粋なことは言ってはいけません。縁起物ですから、思い入れは人それぞれでいいんです。
色によって金運上昇だったり恋愛成就だったりと願掛けのバリエーションも豊富。
高崎にあるだるまの工場や販売店に行くと、サッカー日本代表のユニフォームカラーのだるまがいたり(もちろんお腹の文字は必勝!)、ピンク色の体にキティーちゃんがプリントされているものがあったりバリエーション豊富で面白いです。
大きさで値段が違うのは世の常。しかも値段なんて明記しないのが縁起物の売り方。他の縁起物同様に値切るのもだるま市の醍醐味。基本的に業者はふっかけてくるので、値切って買うのがしきたりってもんです。
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/⌒ ⌒\ 良心的な売り子さんは
/( ●) (●)\ 言わなくても値引いてくれるけどね。
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尻臼は500円も引いてもらいました。ありがとう売り子のおにーさん!
それぞれのだるま屋さんによって形や顔が違います。結構違うものです。そこには職人さんのセンスが。
目の大きさや眉毛・ヒゲの形、顔の色など作り手さんによって違うので、お気に入りのだるまさんを探すのはけっこう楽しい。
基本的には眉毛は鶴、ヒゲは亀を意味する模様で仕上げられ、お腹に「福」や「幸」などの文字が入ります。「必勝」や「合格」の文字が入ったものもあって、受験生の合格祈願にも一役かっています。
特注でお願いすると、お腹の部分に会社や学校の名前を入れることもできます。もちろん個人名でもOK。事前にお願いしないといけないんですがね。
同じ工場のダルマさんでも、一つ一つ顔が違います。高崎だるまは伝統的に手書きなのです。
修行を積んだ職人さんはだけがダルマさんの顔を書かせてもらえますが、若造は小さなだるまの顔も書かせてもらえないのだとか。けっこう厳しい職人の世界です。
たくさん並んでいますが、それぞれ微妙に違うんですよ。
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/ \ ( ;;;;( 最近はシールや転写も出来るらしいのですが、
/ _ノ ヽ__\) ;;;;) やはり手書きのほうがありがたみがあるよね。
/ (─) (─ /;;/
| (__人__) l;;,´|
./ ∩ ノ)━・'/
( \ / _ノ´.| |
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だるまさん意外にも縁起物がたくさん売られています。
招き猫や熊手など、縁起物が。
子供の頃は気にならなかったんですけど、七味唐辛子の出店ってのもけっこうあって、「ああ、こういうのも験担ぎにはいいんだな」って感慨深いものがありました。
出店もいろいろですね。ドネルケバブの出店でどう見てもテキ屋じゃない外人さんが陽気にケバブ売ってて、国際色豊かになったなーなんて思ってみたり、鳥モツや佐世保バーガーなど全国のB級グルメを売る店があったり。出店もいろいろ変わるのね。
____
/ \ ( ;;;;( あーでも佐世保バーガーは
/ _ノ ヽ__\) ;;;;) ただでっかいだけのパンにでっかいだけの
/ (─) (─ /;;/ ハンバーグはさんだだけでした…
| (__人__) l;;,´| こうやっていろんな地方の文化が
./ ∩ ノ)━・'/ 間違って伝わって行くんだね。
( \ / _ノ´.| |
.\ " /__| |
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美味しそうじゃないしいろいろ間違ってる気もするんだけど行列ができててなんだかなーって気分に。
申し訳ないので写真は載せませんが…面白いから買ってくりゃよかったな。
焼きそばやたこ焼きは昔に比べるとボリュームが増してるように思いました。金額も増してましたが。ちっさいたこがまるごと入ったたこ焼きや目玉焼き付きの焼きそばとか子供の頃には見なかったものがたくさんあって、あーデフレ社会の縮図なんじゃね?なんて思ってみたり。大人になったなーオレ。
普段は前橋のアーケードって数えられるくらいしか人がいないんだけど、この日ばかりは嘘のように人が…
これは前橋で一番広くて大きなアーケード街『中央通り』。ここでははだるま売ってないんですが、この人だかり。ほんと普段は数えるほども人がいないのに…群馬県民の祭り好きには素晴らしいモノを感じます。
ただ、お祭りには来るんだけどね、食べ物以外のものに財布のひもが硬いのが群馬県民なんでして…だるま買って持ってる人はそんなに見なかったりする。まぁ今に始まったことじゃなくて昔っからそうなんですが。群馬県民ェ…
ちなみに『中央通り』といえば『パーラーレストラン モモヤ』。さすがにこの日は大行列ですた。
子供の頃から前橋に住む人はこの『モモヤ』に憧れるのです。特に子供は。その理由は
なんて見事な食品サンプルなんでしょう!
まぁ普通に蝋細工の食品サンプルなんですけど、このボリューム、この装飾に子供はみんなメロメロなのです。
普段前橋のアーケード街に来ない人は特に、この食品サンプルを見れば「せっかく来たんだから」という理由でモモヤに行きたくなるってもんです。
/ ̄ ̄ ̄\
/ \ …まぁ味は…自分で確かめて欲しいぉ。
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| (●) (●) |
\ ∩(__人/777/
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おいしいですよ。ちゃんとおいしいです。大好きですモモヤ。前橋に来たらモモヤです。
残念ながら尻臼は入らなかったぉ。だって、ひとりなんだもん。
他にも前橋アーケード街に昔からある人気店を見て回りましたが、どこも行列でした。やっぱり考えることは一緒なんですかね…懐かしの味に体が引っ張られるようです。
普段から行けばいいんだよなぁーなんて思っても見るんですけど、前橋はアーケード街に入るのに駐車場が有料なわけで…群馬県は車移動がメインなわけで…わざわざ料金払ってアーケード街に入るのは億劫なわけで…どうにか改善して欲しいところです。
会場を東側から眺めた図。左側がずっとむこうまでだるまさんで溢れかえってます。人間も溢れかえってますが。
夜はむかし懐かしのはだか電球でライトアップされます。ちょっとだけノスタルジックに。面白いですよだるま市。
というわけで前橋の三大祭「だるま市」のレポートでした。
来年は皆さんもぜひ遊びに来てだるまさんをゲットしてください。
最後に買ってきただるまさんwithリラックマ。
営業で車移動が多いので交通安全と書かれたものを買ってきました。
商売繁盛のものが欲しかったんですけど、気に入った顔のものがなかったので。
嫁さんには「そんなの買って…邪魔でしょ…」って…いいじゃんだるまさんかわいいじゃんチクショウ。
いい顔してると思っていますし後悔はしていない!
だるまさんは願を掛けて自分で目を塗るんですが、目の塗り方は地方や家によって様々…らしい。
一般的には願掛けの時に片目を塗り、大願成就の暁にはお礼としてもう片方の目を入れるらしい(選挙などの時によく見ます)。なので、一般家庭の場合、買ってきたら一年の願を掛けて片目を、一年経ったらもう片目を入れて「だるま供養」で焼くらしい。
尻臼さんちの場合は、買ってきたら一年の願をかけて目を入れないで飾り、一年経ったら片目をいれて飾り、更に一年経ったらもう片方の目を入れて更に飾り、まる三年使った後で焼く…という飾り方だった。目を入れるのは家長の仕事。いつもおじーちゃんが精魂込めてプルプルしながら目を入れてたなー。目を入れるとき使うのはマッキー。おじいちゃんの仄かなこだわりでした。
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/。(⌒) (⌒)。\ なんでそこでマッキーwwwwって
/::::::⌒(__人__)⌒::::::\ 子供ながらに思ってましたが、
| ヽr┬-/ | おジーちゃんなき今、マッキーヘのこだわりは
\ `ー'´ / 謎のままだぉwwwwww
…たぶん「書きやすいから」って事だと思うんですけどね。
尻臼さんちでは目を入れるのは願掛けじゃなくて、「昨年一年間ありがとうございました」ってお礼の意味だっておじーちゃんに教えられたんだけど、出典はどこだったんだろう?代々そうなのか、それともご先祖さまがケチった末の伝承だったのか…所以は不明ですが尻臼さんはおじーちゃんの言いつけを守って3年飾ろうと思っています(ちなみにご近所さんは3年だったり2年だったり1年だったりなのでいろいろなんだと思うのですよ目の入れ方は)。
宜しくお願いしますねだるまさん♪
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